#2 庶民派女子大生がギャップに苦しむ
入学してから最初の友達ができ、5人グループで共に行動するようになった。
まず直面したのが金銭感覚の違いだった。
友達との会話で「これどこのバッグー?」って聞かれた時、言葉が詰まった。
そこからノーブランドのものを持つことが少し恥ずかしくなったり。
私はいたって庶民である。
大学に入学した当初ブランド物などを持っていなかった。
バッグや小物はふつうのアパレルのお店で買ったもの。当時は古着にハマっていたのでスニーカーやリュックなどを好んでいた。
だか、そもそも私の大学にはリュックを背負う人はわりと少ないし、ブランドのバッグを自慢げに持つ。そしてみんなヒール。茶髪でミディアム〜ロングの長さの髪の毛を巻いているのがテンプレ。
集合写真みんな同じに見えるんだけど???
翌日、初めて友達とランチに行ったのだか、1500円のランチに気が引けてしまった。そりゃね、この前まで高校生で、部活のためアルバイトができず月5000円のおこずかいで生活してたからそう思うわけだ。
憧れって身の丈と離れてるってことだからギャップ直面することは避けられない。ってわかった。
今までの感覚はすべて変えられていったこと、大学生活で落ちぶれたきっかけだったのかも。